さて、いよいよ完成いたしました(^^)/

工期1か月半、部屋の内装もすべて一新し、新しく生まれ変わりました「血管撮影装置」です。

血管撮影装置とは大腿鼠径部などから、細い管(カテーテル)を目的血管まで通し、造影剤を注入することで血管の走行や状態をみる検査を行うための装置です。 脳血管内治療ではマイクロカテーテルと呼ばれる細い管を脳内の血管まで挿入し、脳血管障害などの治療にあたる方法です。脳動脈瘤の場合、コイルを動脈瘤内に留置し、動脈瘤が破れるのを防ぎます。

以前の血管撮影装置と明らかに変わったのは、脳血管治療に適したバイプレーン装置ということです。

正面用に加え新たに側面用FPDを搭載したバイプレーン(2倍)システムであり、最適な視野を確保しつつ、今まで以上に自由なアームポジションを可能とし、より自由なアングルでの撮影を可能としています。従来の装置と比べ、X線被爆を低減し、正確でより早い治療を可能としています。搭載された58インチ大画面モニターには血管撮影画像だけでなく、3D画像、心電図など、治療に必要な画像を一度に表示させ、より効果的に治療・診断を行います。

23日に職員へのお披露目と取扱説明会が行われましたが、同日、早々に救急患者さんの治療のため同機を使っての血管内治療が行われました。
2021年での大活躍を期待しています!